
ドイツに長いこと住んでいると、ドイツ人特有の性格からトラブルに発展したり、日本にはない文化もあったりして戸惑うこともあります。
今日はそんなドイツに来てから気づいたドイツ人特有の性格や5選について紹介していきたいと思います。
①間違いを認めない
これはドイツ人のお家芸ですが、例え自分に100%非がある場合でも、相手のせいにして話を進めます。
これは実際に体験したことですが、Amazonで買い物をした時、配送が予定していた日を過ぎても来なかった為、運送会社のDHLに問い合わせた所、配達完了になっていました。
配達完了になった日はずっとホームオフィスで仕事をしていたので家にいたのですが、誰もインターフォンを鳴らす人はいませんでした。
誰も配達に来なかったことを伝えて、翌日に配送してもらう確認をしたのですが、配達に来ませんでした。
何度もカスタマーセンターに電話を掛けてやっと配送してくれたのですが、ドライバーに開口一番言われた言葉が、
「お前がインターフォンに出ないから荷物が遅れたんだ。次から気をつけろ。」
でした。
反論をしても、言い訳ばかり言ってくるのでキリが無くなります。
②論点のすり替えが大好き
これは間違いを認めないと重なる所がありますが、自分の主張が通らないとき、論点をすり替えて自分に有利な状況を作りたがります。
トイレの使い方について話していたのに、いつのまにかドイツ文化の正当性について話がすり替わっていたりします。
必ずって言って良いほど議論のときはすり替えが行われるので、すり替えが行われたらのらないようにしましょう。
例を出すと、これはドイツに来てから初めて付き合ったドイツ人女性との話ですが、彼女は私の服の洗い方に毎回文句をつけてきました。
私が洗濯物を白色の服とそれ以外で分けて洗っていたのですが、彼女の家は昔から水道代節約と、地球環境に影響を与えない為、洗剤を極力使わない方針でした。
私は白シャツはハイターを使って汚れを落としたい派なので、水道代の無駄から環境保全まで色んな方面から彼女に文句を言われたのですが、彼女もシャワーが長かったり、冬服のコートなどクリーニングに出していたり、髪の毛を頻繁に染めたりするなど、言っていることと矛盾している所があったので、一つ一つ論破していったら、最後はドイツ人の文化、考えを理解しない人はドイツに住むべきではないとまで言われました。
ドイツ人でも色んな人がいるし、私自身は白い服も纏めて洗ったりと工夫もしています。そのことも伝えたのですが、考え方も変えられないので、結局価値観が合わず別れてしまいました。
論点をすり替えてまで自分の意見を正当化しようとするので、話の落とし所をどこにするのかは大事なポイントです。
*夫婦喧嘩のときはいろんな意味で要注意です。
③一方的に喋る(人の話を聞かない)
基本的に喋るのが大好きで、一度喋り出したら止まりません。
私がドイツに来て間もない時、語学学校で英語の夜間コースを受講していたのですが、旅行で行った国ベスト3をクラスの中で発表する機会がありました。
クラスには私のドイツ人の女性4人がいましたが、4人それぞれが制限時間1分を超えて喋り、しかも旅行で行った国の女性差別について喋り始め、周りも自分が行った国の女性差別について話し始め、私が発表する時間がなくなりました。
彼女達は満足そうでしたが、私は自分の英語スキルが上がらないと思ったので、クラスを途中でキャンセルしました。
④ビールは常温でも気にしない
日本だとキンキンに冷えたビールがおいしいとされますが、ドイツ人は常温のビールでも気にしません。
と言ってもドイツ人も実は冷たいビールを飲まない訳ではありません。
家で飲むときは冷蔵庫に入れて冷やしたりします。
ただ、レストランでは冷えたビールではなく常温のビールが出てきます。
日本では冷蔵庫で冷やしたジョッキに入れられたビールを飲んでいた私にとって、常温のビールは夏なんかは少し物足りない気持ちがしますが、ビールの味をちゃんと味わえるという点では良い点です。
⑤温かいご飯は一日一回だけ
ドイツ人は料理に対してあまりこだわりがありません。
全員ではないですが、年配の方は特に温かいご飯は昼に食べ、朝と夜はパンにハムなど簡単なものでささっと済ますのが普通です。
ドイツ人の友人の家に泊まったとき、基本的に昼は沢山沢山食べて、夜はサラダかパンなどの軽い食事でした。
(翌朝大抵昨日の夜と同じものが食卓に並びます)
また、私の妻の実家に最初にお邪魔したときも昼はスープや温かい料理が沢山料理が出てきましたが、夜はサラダなど簡単なものでした。
(今はご両親共々日本食を気に入ってくれたので、鍋料理などヘルシーで温かい料理を夜作って食べたりしています。)

新卒で出版会社に働くが、2年で体調を壊し退職。以後30歳近くまで職を転々とし、終いには地元のブラック卸売り企業で年収300万円残業100時間生活を送る。31歳の誕生日直前にドイツにワーホリで渡航。現在フランクフルト在住。