
今日はドイツの日常生活で気をつけないと大変なことになってしまうこと5選を紹介します。
家の鍵を家に忘れる
これは本当にやってしまうと大変なことになります。
まさか自分に限ってそんなことはないと思っているそこの貴方、本当に用心してください。
例えば、家で寛いでいる時に宅配便が来たとしましょう。
貴方は部屋着のままインターフォンに出てアパートの入り口まで荷物を取りに行くとします。その際、日本と同じ感覚で、ちょっとの時間だからと鍵を掛けずに外に出て扉を閉めてしまったら最後、部屋に戻れなくなります。
なぜならドイツの家はオートロック式だからです。
(ドイツのオートロック式の鍵穴)
扉を閉めると自動的にロックがかかるようになっています。
鍵を持っていれば差し込みさえすれば扉は難なく開くのですが、鍵がないと扉を押してもびくともしません。
こうなったら業者を呼ぶしか、解決方法ないのですが、業者が当日に来ることは極めて稀でほぼないと言って良いでしょう。
ドイツは冬が長いので、冬の時期にこれをやってしまうと本当に大変です。
上着を着ないまま扉の外に出てしまったり、財布や携帯を持たずに外に出ると、頼れる人が近くにいない限り、どうすることも出来ません。
(筆者は真夏に一度鍵が壊れて家に入れなくなったことがあり、それもまた大変でした。)
玄関の扉を開けるときは、扉を閉める前に常に鍵を持っているか意識して確認することをお勧めします。
段ボールのゴミについている宛名を取り忘れる
普通は一度ゴミ箱に捨てれば問題ないと思うと思います。
しかし、ここはドイツです。路上に私物のゴミを放置することは罰金の対象になります。
ドイツに来て間もない時に私は、インターネットで頼んだ商品の段ボールについた宛名を取り忘れたまま、その段ボールを専用のゴミ箱に捨てたところ、1ヶ月後ぐらいに家のポストに不法投棄の罰金に関する請求書が届きました。(50ユーロくらい)
確かにゴミ箱に入れたので青天の霹靂でしたが、請求書と一緒に送られてきた写真を見ると私の家の住所が書かれた段ボールがゴミ箱の外に置かれているではありませんか。
恐らく、次にゴミを捨てようとした人が、ゴミ箱が満杯だったので中に押し込んであるゴミをわざわざ取り出して自分のゴミを突っ込み、私が先に捨てた段ボールをゴミ箱のそばに置いたのでしょう。
日本だと考えられないことが、ドイツでは起こります。
自分に被害が及ばないよう、些細なことでも出来ることは全てやるなど、用心してください。
執拗に絡んでくるドイツ人に応戦する
これはどちらかというとメンタルに影響する事柄です。
例えば道端で奇声をあげたり、遠くから差別用語を発するドイツ人に対しては構うだけ時間の無駄だと分かっているので絡んだりしませんよね?
それがバーなどの人が密集した酒場やナイトクラブだと、距離が近いし、お酒も混じっているので、執拗に絡んでくるドイツ人は一定数いたります。
ドイツ人は基本自分の主張を相手に共感させることでエクスタシーを感じるところがあるのですが、お酒が入るとそれが顕著に酷くなる人が一定数います。
これに応戦したら長く辛い闘いが始まってしまいます。
最初は何気ない会話で、普通に気さくに話しかけてくれたと錯覚してしまいますが、スイッチが入ったらもう止まりません。
そんな時は忍者の如く、話題を違う方に持っていってフェードアウトしましょう。
時間と労力の無駄です。
切符や定期券を忘れて乗車する
これは見つからなければ何も起きませんが、切符や定期券を持たずに公共交通機関に乗り、チェッカーに見つかった場合、罰金を取られます。(約60€)
歯向かったり、身分証明書の提示を拒否したりすると、次の駅で警察に突き出されたりするので、素直に忘れたことを認め、大人しく罰金を払った方が良いです。
チェッカーは言わば抜き打ちで車両に途中の駅から乗ってきたりするので、いつチェックしにくるかわからなかったりします。
乗った車両に既にチェッカーがいる場合もあります。
切符代を浮かそうとする人が一定数いますが、悉くチェッカーに捕まっているのを見ると、おすすめはしません。
Heizung(暖房器具)を切ったままにして冬の長期旅行に出掛ける
これは私の周りだけかもしれませんが、冬は低量でもずっとHeizungを付けっぱなしにしておく方が良いです。
私は一度冬に日本に長期休暇で一時帰国した際、Heizungを切っていったのですが、ドイツに帰ってきた時、Heizungがつかなくて凍えながら一夜を過ごしました。
水が凍ってしまったのか何なのか原因は忘れましたが、業者からも一度付けたら少量でもいいから付けっぱなしにしとかないとまた止まるとも言われたので、寒くなってきたら基本的にHeizungは付けっぱなしにしています。
本当に暖房なしでドイツの冬を越えることは難しいので、是非皆様もお気をつけてください。

新卒で出版会社に働くが、2年で体調を壊し退職。以後30歳近くまで職を転々とし、終いには地元のブラック卸売り企業で年収300万円残業100時間生活を送る。31歳の誕生日直前にドイツにワーホリで渡航。現在フランクフルト在住。
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