ドイツでワーホリにおススメの都市と家探しについて

ドイツ渡航が近づいてきたら、やらなければいけないことが増えてきます。会社を辞めて日本を離れるにあたっては、健康保険の解約、住民票の抹消、年金の手続きなどがありますし、ドイツに行くにあたっては現地での家探しや町を決める作業、人によってはビザの申請や語学学校探し等です。

こうした諸々の準備は、直前になって慌ててやるよりも、前々から余裕をもってやっておいたほうが良いでしょう。特に、家探しに関しては日本から探すとなると予想以上に時間がかかり、ビザの申請に悪影響を及ぼします。

町を探す

まず、どのように自分の住む町を決めるのかについて見ていきましょう。

留学や駐在と違って、ワーホリでドイツに住もうとする人にとって町の選択は自由です。首都ベルリン、日本街デュッセルドルフ、金融都市フランクフルト、あるいは悠々自適な生活を満喫したければ近隣の中堅都市等、選ぶのは自分の自由です。

傾向としては、ドイツのドイツらしい文化を満喫したければミュンヘンなど古い都市、より国際色の強い刺激を求めるのであればベルリンやハンブルグ、日本人コミュニティや喧騒を離れた生活を営みたいのであれば、人口10~30万人くらいの中堅都市を選択するのが良いでしょう。

ただ、ワーホリ中のアルバイトや語学学校、あるいはワーホリ後の就職を考えると、望ましいのはドイツで人口上位10位に入るような大都市か、その近隣都市であることがお勧めです。

  • ベルリン
  • ハンブルグ
  • ミュンヘン
  • ケルン
  • フランクフルト
  • シュトゥットガルト
  • デュッセルドルフ
  • ドルトムント
  • エッセン
  • ライプツィヒ

これらの都市がドイツの人口ベスト上位10にランクインする都市で、うちベルリン、ハンブルグ、ミュンヘン、フランクフルト、デュッセルドルフには日本総領事館が備わっており、お役所手続きにも便利です。

(ちなみに、上位10都市のうちケルン、デュッセルドルフ、ドルトムント、エッセンの4都市はNRW経済圏の都市で、電車で20~30分くらいの距離に位置しています。日本でいうところの東京、横浜、さいたま、みたいな感覚でしょうか)

引用元:NRW MAP

また、語学学校、日本食材店、外人局との折衝などを考慮すると、こうした対応に不慣れな田舎都市よりも、やはり大都市であることが望ましいでしょう。田舎過ぎる都市に滞在してしまうと、外人局が「日本人のビザ対応」を知らないこともあり、ストレスが溜まります。

特に、ワーホリ後もドイツに留まって仕事探しすることを念頭に置いて行動するとなると、面接にすぐに行けたり、リクルーターとの折衝が容易な大都市のほうが滞在に向いています。

 

大都市 小型都市
お役所手続き しやすい しにくい
家探し しやすい しにくい
家賃 高い 安い
治安 悪い 良い
日本人 多い 少ない
職探し しやすい しにくい
他都市へのアクセス 良い 悪い

僕の場合、ワーホリで最初に住む町はデュッセルドルフにしました。理由としては「日本人が多く、就職先が見つけやすい」「言語パートナーが探しやすい」「日本人に対する風当たりが良い」などです。デュッセルドルフは上記のカテゴリでいうと「大都市」側にあたるのですが、東京都も八王子から銀座までピンキリのように、デュッセルドルフも郊外にいくとのんびりとした生活が送れます。

デュッセルドルフは、NRWに位置するドイツの国際色豊かな都市の一つで、多くの日本人が居住しています。それゆえ、日本関連のイベントやコミュニティが多く、友達を探すのにはそこまで苦労しませんでした。デュッセルドルフのような国際色溢れる街での友達探しの方法に関しては「【日本人男子必見】効率的なドイツでの友達の作り方ベスト5選」の記事を参考にしてください。

家を探す

引っ越したい町が見つかったら、次はその街での家探しをしなくてはいけません。滞在ビザは家の住所と紐づくため、ドイツで正式な住所が必要となります。ドイツに着いてから慌てて家を探すよりも、日本にいるうちから家を探しておくことが望ましいのですが、これは中々簡単ではありません。

日本からメールなどで大家にコンタクトをしてみても、ほとんどの場合大家から返信がなく、たまに返事が来ても、ものすごい条件の悪い家だったり、足元を見られたりすることが少なくありません。

ドイツでは、正社員と大学生は大家からの信頼が得やすいですが、ワーホリや語学学校の生徒は信頼が得づらく、予想以上に家探しは難航します。

リビングと寝室が併用型のワンルームフラット

そんな時重要なのは、現地に信頼できる友人などがいるかどうかです。自分の場合、ドイツ渡航前からオンライン言語交換アプリ等で現地の友人を作っておいたため、家探しを手伝ってくれる人がいたことが幸運でした。

家探しで重要なのは「内覧させてくれるか」「退去通知が不当に長くないか(目安は三ヶ月)」「敷金は不当に高くないか(目安は家賃×1~2ヶ月分)」といったポイントです。ただ、賃貸契約書はドイツ語で書かれていますし、所見ではそれが不当なのか妥当なのかわからない部分も多いため、こうした書類チェックも、ドイツ人の友人などに任せられれば良いでしょう。

僕の場合、オンラインで内覧をおこない、賃貸契約書はPDF形式でメールにて行いました。前払い金として敷金+最初の月の家賃を国際送金し、自分の家の確保が完了です。

Follow me!