
みなさん、こんにちは。私は現在ドイツに滞在しています。ドイツには日本のようにコンビニのようなものはなく、疲れた日などにすでにできているご飯を買うことはできません。スーパーにパスタやミートボールなどレンジで温めるだけのものも売ってはいますが、少し値段は高めで頻繁に買うことは難しいです。
しかし、あるものがドイツのスーパーでは安く手に入ります。しかも、おいしい。それは「パン」です。ドイツではパンコーナーが充実しています。皆さんはドイツのパンはどのようなものがあるのかご存じでしょうか。今回はドイツのスーパーマーケットを比較してどのような特徴があるのかについて紹介させていただきます。

・各スーパーのパン数の比較
Aldi | Netto | Lidl | Reve | |
---|---|---|---|---|
全パン数 | 41 | 57 | 43 | 61 |
普通のパン | 16 | 24 | 20 | 34 |
バケット系 | 5 | 13 | 10 | 5 |
ピザ | 1 | なし | 1 | 1 |
甘い系 | 6 | 12 | 4 | 15 |
こちらの表はドイツのスーパーマーケットを4つ取り上げそれぞれのパンの種数を比較したものです。2023年6月に各スーパーに行って、自分でパンの種類を数えてきました。この表に記載されている項目のほかにプレッツェルやクロワッサン、パイ生地で作られたパンなどもあります。基本的なノーマルのパンはどこのスーパーにも売っていて、値段もスーパーごとに変わることはありません。各スーパーで売れれているパンはどのような特徴があるのでしょうか。次に一つずつスーパーを取り上げて紹介していきます。
・Aldi
Aldiは他のスーパーと比べてパンの総種類は一番少ないですが、少し値段がお高めのパンコーナーが一部設置されており他にはない少し特別なパンが手に入ります。特に甘い菓子パンのようなものが売られています。また、Aldiではピザ系のパンはステック状のものがあります。もし、いつもとは違った菓子パンを食べたくなったらAldiに来てみるのがいいかもしれません。
・Netto
Nettoの特徴は甘い系のものの種類がたくさんあり、バケット数が多く売られています。甘い系はドーナッツやカップケーキやシナモン味の菓子パンが売られています。ドーナッツは6種類ほどでチョコやナッツ、ストロベリー、フレンチクルーラーがあります。またカップケーキはヌテラとオレオの二種類があります。このカップケーキはNettoでしか買うことができません。さらにNettoにはBioのパンも売られています。大きなバケットパンが欲しい時や、カップケーキやシナモン系の菓子パンが食べたいときはNettoに行くのがいいでしょう。
・Lidl
Lidlはパンの種類としてはそんなに多くありませんが、値引きが良く行われており、タイミングが合えば通常より安く購入することができます。甘い系はあまり売られおらず、ドーナッツ系のものだけになります。ピザ系のパンは一つだけ売られており、サラミのみです。ドイツのスーパーでは意外とピザが売られていなくサラミのピザを買うことができるのはLidlのみです。もしサラミのピザが食べたくなったらLidlに行くことをお勧めします。また、節約中の時もLidlに行かれるのがいいでしょう。
・Reve
Reveは最も売られているパンの数が多く、61種類ものパンがあります。もし行くところに迷ったらReveに行けば食べたいものが見つけられるでしょう。バケット数は少ないですがフランスパンの種類が3種類もあります。またフォカッチャの大きめのサイズのようなものが売っています。ピザ系のパンはReveではツナのピザがあります。Reveは特にドーナッツの種類が豊富です。他のスーパーでは売られていない、少しデコレーションされているものがあります。また、小さいドーナッツが9個入ったパックも売られていて、おやつとして最適です。ドーナッツが食べたくなったらReveに行ってみてください。
以上の4つのスーパーの特徴を紹介させていただきました。ちょっといい菓子パンが食べたくなったらAldi、大きめのパンやカップケーキならNetto、とりあえず値段重視ならRidl、ドーナッツが欲しかったらReveに訪れてみるのがいいでしょう。
次にドイツで売れれているパンの特徴(値段や味、種類)について紹介させていただきます。皆さんはドイツで手に入る最もお手頃なパンはいったいいくらだと思いますか。また、ドーナッツの甘さは日本と同じなのでしょうか。
・一番お手頃なパンは?

ドイツのスーパーで手に入る一番安いパンはWeizenbrötchenです。そして、その値段は0.19ユーロ(29円)です。とても安いですよね。このパンは何の変哲もないパンですがほんのりと甘みがあり、これだけでも食べることができます。サイズは女性の手のひらぐらいあります。一見固そうに見えますが、中は柔らかく、ふわふわで食べやすいです。中がぎっしりと詰まっていて弾力があるので結構顎を使う必要があり、すぐにお腹いっぱいになります。二個で十分なほどです。
・ドイツのドーナッツ
ドイツの菓子パンは甘すぎることがありません。スーパーで売られているチョコドーナッツは甘さがちょうどよく、甘さが後に残る感じはありません。パン生地はとても軽く、表面はつるつるです。とても食べやすいため、食べすぎにはご注意ください。
フレンチクルーラーのようなものは上に砂糖がかけられていて、中にカスタードが入っています。一口目は砂糖の甘さを感じますが、甘ったるくはありません。また、中に入っているカスタードは日本のカスタードとは全く違います。ドイツには日本で食べられるカスタードのような甘さは全くありません。
スーパーでエンゼルクリームのような見た目をしたドーナッツがあります。私は初めて見た時、カスタードが入っているんだろうと思って買いましたが、中身はなんとベリー系のジャムでした。ドイツに売られている菓子パンはジャムが入っていることが多いです。カスタードだと思って購入しないようにお気を付けください。
・普通のパン
ドイツにはとてもたくさんの種類のパンが売っており、選ぶのが大変です。料理に合わせてパンを選ぶのでしょうが私には区別がつきません。パンの硬さや、甘み、苦みの違いなど様々です。ひまわりの種のパンなどもあり、本当に多種多様なものが売られています。もし、ドイツに滞在することがあればパンの使い分けをマスターしてみてはいかかでしょうか。
今回はドイツのスーパーで手に入るパンについて紹介させていただきました。パンの種類や味など日本とはだいぶ異なることが分かりますね。旅行などでドイツに来る際にはパンにも注目して日本とどちらがおいしいか比べてみるのもいいかもしれません。これらの情報が旅先でお役に立てばうれしいです。この記事を見てドイツのパンを食べてみたくなったら、ぜひためしてみてください。