【日本の音楽フェスとは全然違う】ドイツ最大級の音楽フェスRock am ringの特徴

本日はドイツ最大級の音楽フェスティバル、Rock am ringについて特徴を5つ書いていきたいと思います。

■そもそもRock am ringとは

1985年から始まった野外ロックフェスティバルで毎年6月の第1週に3日間、ニュルブルクリングで開催されます。

最大で3日間延べ10万人近くの来場者数を記録するなど、ドイツの中では最大級のロックフェスティバルです。

同日にスピンオフイベントとしてニュルンベルクで開催されるRock in parkとRock am ringでは、アーティストを入れ替えて出場させる方式を取っています。

①出演アーティストが毎年豪華すぎる

一番の魅力、特徴はなんて言ったってこれだと思います。

3日間のうちに日本では日本にいたら一生見ることの出来ないであろう有名アーティストのライブを一度にたらふく堪能出来ます。

毎年違う豪華アーティストが出演するので豪華すぎる組み合わせに毎年驚かされます。

(参照元:https://www.rock-am-ring.com/history/2018)

2018年の出演者を見てみると想像しやすいと思いますが、3日間の一番大きいステージのトリ(最後の演者)がそれぞれ1日目はTHIRTY SECOND TO MARS、 2日目MUSE、3日目はFOO FIGHTERSと、まあ日本ではチケット入手がとても困難なビックバンドの演奏をそれぞれ2時間から2時間半たっぷり見ることが出来ます。

2時間半の演奏はほぼワンマンライブと同じ長さなのですが、日本だと外国のアーティストなんかはチケット代1万円近くかかったりします。

Rockamringはなんと3日間で入場券が200EUR弱。(※購入する時期によって値段が変わったりします。)

日本円で約2万5,000円くらいです。

※別途キャンプをする人はキャンプ場使用料52EUR(駐車料金含む)と駐車をする人は駐車場代40.5EURがかかります。

キャンプ場使用料を含めたとしてもトータルでも3万円弱です。

さらに目を凝らしてみると、Rise againstやMarilyn Mansonがいたり、Stone sour, bullet for my valentain, Good Charlotte、そして日本からはBaby metalなど3万円では到底収まらない、有名なアーティストのライブも上記3バンドとは別で見られたりします。

音楽好きに取ってはたまらないフェスです。

②昼から夜遅くまで音楽に酔いしれることが出来る

日本の感覚でいうとフェスの開始時間て10時とかそれぐらいからと思いますよね?

Rock am ringは14時からスタートです。

これはフェスの前日夜遅くまで寝つけない人には朗報ですよね。

昼間の気温が上がっている頃からライブが始まるので、朝はゆっくり起きられるし、前日に飲んだお酒も昼頃には身体の外から出ていく(はず)なので、比較的ゆっくりスケジュールが立てられます。

また最初のステージはどちらかといったらまだ知名度がないバンドが演奏するので、自分が見たいバンド出ない限り、16時くらいに会場に着くような感じで良いと思います。

ただし、開始時間が遅いってことは終了時間も当然遅くなります。

通常日本のフェスだと21時とか22時までには終わると思いますが、Rock am ringは違います。

3時です。

タイムスケジュールをみると一目瞭然だと思います。

(参照元:https://www.99festivals.com/timetable-rock-am-ring-rock-im-park-online/)

2016年の6月4日のスケジュールになりますが、全てのステージが終わるのが朝の3時です。

実はRock am ringは、メインステージが終わった後も小さいステージでまだライブが何個かやっていたりします。

メインステージの余韻を残しつつ、最後のひと暴れという感じで観客はそれぞれのステージに散っていきます。

時間が許す限り、音楽を楽しめるのもRock am ringの特徴です。

③ステージの間隔がそんなにないので移動が楽

F1サーキットを貸し切っているので敷地的には相当広いのですが、ステージ間の移動はそれほど難しくありません。

VOLCANO STAGEがメインステージなのですが、真ん中のBECK’s CRATER STAGEまでは坂を下っていくだけなので10分くらいで到着できますし、一番小さいALTANA STAGEは、BECK’s CRATER STAGEからVOLCANO STAGEに向かう途中にあります。

また野外なので、音楽を聴きながら移動できるのがとても気持ち良いですし、移動が遅れても遠くから音が聞こえてくるので、見たいアーティストの音楽を感じながら移動が出来ます。

これはRock am ringの魅力の一つでもあります。

(参照元: https://de.concerts-metal.com/file816__Rock_am_Ring_2018_-_Infield_Map.html)

④1日の中での気温の差が激しい

一方で、ドイツの中でも特殊な会場だからこそ気をつけないといけないこともあります。

山の中なので、日中と夜で気温の差が激しいです。

実はこれが一番の難関です。

毎年6月に開催されているので、日中は30度を超えるような暑さになりますが、夜中は10度近くまで冷え込むときがあります。

昼間は半袖、夜はダウンジャケットといったような格好になる必要がありますが、荷物の持ち込みが結構厳しいので(専用のクリアになったナップサックではないと入場ゲートから入ることが出来ません。)、上着を腰に巻いてみるとか工夫が必要です。

ユニクロのフリースや極薄のダウンジャケットに何度助けられたことでしょうか。

どうしても寒さに我慢できない時は、多少高くつきますすが、会場内でも服を売っているブースがあるのでそこで買うのも良いでしょう。

⑤キャンプ場が広く、駐車場とホテルの確保が難しい

これも実は考慮すべき課題の一つです。

最初からキャンプする予定で楽しむ人は問題ないと思います。

キャンプ場での出会いもありますし、仮説トイレやシャワーもあるので、キャンプをする上では不自由なく過ごすことが出来るでしょう。

(ただし、お風呂に入らない、酒ばかり飲んでいる人も多くいるので日を追うごとに異臭がする場所があったりします。トイレも汚くなっていくので、潔癖症な方はホテルをお勧めします。)

しかし、ホテルでの宿泊を考えている人は一年前から周到に準備する必要があります。

何故なら会場近くにホテルが少ないからです。

隣接したホテルはもちろんありますが、基本的にそこはアーティストや関係者が泊まる場所なので、予約さえも出来ません。

一番近くのホテルでも1、2km先に1件だけとかです。(隣町まで行かないと空室のホテルはありません。)

会場にタクシー乗り場もありますが日本と違ってタクシーの量が限りなくゼロに近いので期待はしないほうがいいです。

運よくチケットとホテルを抑えたら移動に困らない為に車の確保をしましょう。

基本的に電車も通っていない山の中に会場があるので、移動手段はもっぱら車になりますが、駐車場が会場から離れていたり、キャンプ場を使用する方の車で会場近くの駐車場は満車になっていたりします。

キャンプ場を使用する方は前日から前夜祭がやっているので前乗りする方がほとんどです。

前乗りした方がキャンプをする場所から近いところに車を止められますが、逆に今度は車を出しづらくなりますので気をつけた方が良いです。

逆にホテルから車で向かう方はどの駐車場に車を止めれば比較的楽に会場に迎えるかを計算した上で駐車場を探す必要があります。

せっかく早くホテルから出たのに満員の駐車場を眺めてばかりで中々駐車出来ず、見たいアーティストのライブが見れなかったなんてことにならないように会場の地図をしっかり事前に確認してから向かうようにしましょう。

 

 

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