
スーパーVSドラッグストアVSコンビニ ドイツ買い物事情
ドイツでの買い物事情をまとめました。ドラッグストア、スーパー、キオスク、などドイツではいろいろと買い物にいける場所はありますが、どんな時にどこで何を購入するのが最適解なのか、検証していきたいと思います。
ドラッグストア | スーパー | コンビニ系 | |
値段 | 安い | 安い | 高い |
営業時間 | 平日+土 | 平日+土 | 毎日+深夜 |
果物・野菜 | × | ◎ | △ |
医療品 | ◎ | △ | × |
ソフトドリンク | 〇 | ◎ | △ |
アルコール | × | ◎ | 〇 |
ドラッグストア
ドイツのドラッグストアは、日本のドラッグストアと大体同じようなものが購入できます。飲み物、スナック、健康食品、医薬品、化粧品、水回り用品、避妊具、ベビー用品、などなどです。
ドイツのドラッグストア市場は、完全にDMとRossmannの二強化しており、大体どこの都市に行ってもどちらか(あるいは両方)目にすることができるでしょう。
Rossmann
従業員数55000人、店舗数4000(ヨーロッパ全土)を誇る超大型ドラッグストアチェーン店です。なので、ドイツのみならずヨーロッパの他の国に旅行に行ってもRossmannを見かけることができ、何となく安心します。
Dirk Rossmannというドイツ人によって設立され、彼はForbesの長者番付にもたびたびランクインしている超大金持ちです。
DM
正式名称はdrogerie marktですが、大体DMと呼ばれています。従業員数62000、店舗数3700で、Rossmann同様ドイツの国境を越えてヨーロッパ中で展開されているマンモスドラッグチェーンです。
RossmannとDM、どっちを使うかは個人の好みですが、僕は何となくDMを使うことのほうが多いですね。
スーパーマーケット
大体上位10社くらいのスーパーマーケットを見かけるイメージです。日本でいう大型スーパーのようなニュアンスで、生鮮品、飲料品などだけでなく、生活用品、DIY用品、電化製品なども売っています。
大体、日本でいうところの日用品を買うのであれば、以下に挙げるようなスーパーが筆頭候補になってくるのではないでしょうか。
Edeka
ドイツ最大のスーパーチェーンで、6000近い店舗を抱えています。
Netto
Edekaグループのメンバーで、Nettoの店舗だけで4000以上あります。安価なプライベートレーベル商品を扱っており、個人的に品質は他のスーパーよりも劣るイメージです。
Lidl
店舗数3000以上を誇り、ヨーロッパ全土に展開する大型スーパーチェーンです。安価な製品が売りで、カートン買いを推奨しています。
REWE
店舗数3000以上、ドイツ市場をメインに展開しているスーパーです。個人的には、一番使うことの多いスーパーで、REWEブランドの魚製品などは高いですが、味のほうは良いですね。
Aldi
Aldi NordとAldi Südに分かれており、両方足すと3500店舗くらいになります。ヨーロッパだけでなく、中国やオーストラリアに進出している巨大チェーンで、しばしば長者番付に名を連ねていたAlbrecht一族によって経営されていました。
コンビニ
値段でいうと、コンビニの商品は上記のスーパーマーケットとドラッグストアで買うのの2倍くらいの値段がします。その代わり、駅構内にあったり、深夜や祝日も営業していたりと、ちょっとしたものを買うのに便利なので、たまに使うことがあるのではないでしょうか。
日本やアジアで展開しているような形のコンビニエンスストア(24時間営業のもの)は無く、大体は途中で閉まりますし、コンビニほど品ぞろえも良くありません。日本のコンビニのようなクオリティを期待すると失望します。
Kiosk
語源はトルコ語から来ているようで、日本でも駅の売店などはキオスクの名前で知られているところがありますね。ドイツでは駅だけでなく、町中にある準コンビニなどもキオスクで、主に移民系のオーナーによって運営されています。
日本でいうところのコンビニに一番近いのがこのドイツの町中にあるキオスクかもしれません。以下のような業務をおこなっており、値段はスーパーよりも高いものの近くにあると重宝します。
- 荷物の発送・預かり
- タバコ・電子タバコの販売
- ロトの販売
- 酒・飲料品の販売
24時間営業ではないところがほとんどなので注意が必要です。
Rewe to Go
上述のREWEとキオスクの中間のような存在です。品ぞろえはREWE(スーパーマーケット)ほどよくはありませんが、キオスクにはない果物や野菜、肉など一通りの生鮮食品もそろっており、駅ナカなどの店舗は日曜・祝日も営業していて便利です。
連休などでスーパーが閉まっていても、駅ナカのRewe to Goは営業していることが多く、重宝されます。
ガソリンスタンド
場所によっては24時間(全部ではありませんが)、祝日も営業している、コンビニの無いドイツにあって非常に頼もしい存在です。勿論、ガソリンを使用しない一般客でも問題なく使用できます。夜間は防犯上の理由で、店舗に入ることができず、外から欲しい商品を頼む、という形式のところも少なくありません。
規模によりますが、大きいところではスナック、パン、生鮮食品、牛乳やチーズなど、スーパーの代わりになるようなものまで売っていてくれます。値段はスーパーよりも高めですが、日曜にスーパーが閉まっているときなど便利ですね。

新卒で出版会社に働くが、2年で体調を壊し退職。以後30歳近くまで職を転々とし、終いには地元のブラック卸売り企業で年収300万円残業100時間生活を送る。31歳の誕生日直前にドイツにワーホリで渡航。現在フランクフルト在住。