ドイツに着いたらまずダウンロード!ドイツで人気のSNSは?

日本では老若男女誰もがLINEを使ってコミュニケーションしていますが、ドイツではLINEを使うのは在独の日本人か、日本語を勉強しているドイツ人位で、人口比でいったら0.1%にも満たないんじゃないか、という印象です。

ドイツにはドイツのSNS事情があり、Statiscaによると、2020年時点でのドイツでのユーザーの割合順のSNSの使用率は以下の通りです。

  1. WhatsApp
  2. Youtube
  3. Facebook
  4. Instagram
  5. Pinterest
  6. Twitter
  7. Xing
  8. LinkedIn
  9. Snapchat
  10. Reddit
  11. Tiktok
  12. Tumblr

今回はその中で、特にLINEのように相互のコミュニケーションに関わるSNSプラットフォームの解説を行っていきたいと思います。

WhatsApp

ユーザー数 87%

日本のLINEのような立ち位置のSNSがドイツのWhatsAppに該当し、若者からお年寄りまで、ドイツ人はみなこのツールを使ってコミュニケーションをします。全世界でのユーザー数は20億人で、特に西欧諸国では圧倒的なマーケットシェアを得ており、ドイツに到着したらまず最初にダウンロードすべきSNSの一つです。

親会社は最近社名変更をしたMeta(旧Facebook)で、後述のFacebookやインスタグラムと合わせ、SNS市場はMeta社の独擅場です。

機能としてはLINEのようにかわいいスタンプなどがあるわけではなく、メッセージや音声を送る、音声通話やビデオ通話を行う、といった形です。プライベートだけではなく、仕事上でも重宝されることがあります。

欠点としては、携帯番号に紐づいているために、携帯番号のたびに引き継ぎ作業を行わなくてはいけない点です。携帯番号さえあれば、日本の番号であっても登録できますが、国によっては使用できません。ちなみに、WhatsAppの使えない国として挙げられているのが「中国」「北朝鮮」「キューバ」「シリア」「イラン」「アラブ首長国連邦」です。

Facebook

ユーザー数 63%

最近社名変更したMeta社のドル箱SNSです。日本では中年層のSNSとして下火のイメージですが、欧州ではいまだに根強い人気を誇り、世界でのユーザー数は18億人を超えています。WhatsAppと違い、電話番号に紐づいているわけではないので、電話番号を変えるたびに引き継ぎをおこなったり、携帯を無くして過去のネットワークが消滅、なんてことにはなりません。

Facebookメッセンジャーの機能はWhatsAppとほぼ同じで、メッセージ、音声メッセージ、音声通話、ビデオ通話、などがおこなえ、WhatsAppにはないステッカーの送付も行えます。加えて、ゲームやらデート機能やら中古品売買やら、様々な機能を拡充しています(実用性があるかどうかはおいておいて)。

個人的には、WhatsAppとFacebookさえインストールしておけば、ドイツ国内でのSNSコミュニケーションはほぼ大丈夫な印象です。

ちなみに、WhatsApp同様、中国・イラン・北朝鮮の3国ではFacebookも使えません。

Instagram

ユーザー数 41%

日本でもそうですが、ドイツでも若者を中心に根強い人気を持つInstagram。画像提供のためのプラットフォームとしてだけでなく、コンタクト機能もついているので、Facebookやインスタ代わりにコンタクト用に使用する人も少なくありません。会社のアカウントでも、BtoC対策としてインスタを使う企業が増え、インスタが扱えるマーケッターは重宝される印象です。

10代の子たちは、WhatsAppやFacebookではなく、インスタで繋がってコンタクトしよう、という層も少なくなく、一応インストールしておくと便利でしょう。上述のWhatsApp、Facebookと同じく、Meta社に運営されています(Meta社恐るべし・・)。

ちなみに、WhatsAppやFacebook同様、おなじみ中国・イラン・北朝鮮の3国ではInstagramも使えません。Tiktokを使えということでしょうかね。

Xing

ユーザー数 19%

ドイツ語圏で1600万人のユーザー数を持つ、ビジネス系のSNSプラットフォームです。中国っぽい名前ですが、列記としたドイツの会社です。日本でいうところのLinkedInの立ち位置にあたります。
他国で優勢なLinkedInに代わり、ドイツではこのXingが優勢で、Xingを通じた就職活動も少なくありません。勿論、日本でも登録可能ですので、アカウントを持っておいて損はないでしょう。

LinkedIn

ユーザー数 17%

マイクロソフト社の子会社で、全世界での登録者は5億人を超す、Xing同様ビジネス型のSNSプラットフォームです。LinkedInを通じた採用・応募はもちろん、営業にも使えますし、世界中にユーザーがいるので色々と応用が利きます。

プレミアム会員でなければ無料なので、Xing同様にアカウントを持っていても損はないでしょう。特に、ドイツで転職活動をする際には、応募だけでなく、人事やリクルーターへの直接コンタクトや情報収集などいろいろと汎用性に優れたツールです。

ちなみに、ロシア政府はLinkedInを禁止したほか、LinkedInが中国でのサービスをシャットダウンしたりと、使えない国もありそうです。

LINE

上述の通り、ドイツではほとんど使っている人を見ないLINEですが、ドイツ在住の日本人や、日本語を勉強しているドイツ人は使っている割合が多いので、一応携帯に残しておいたほうが良いでしょう。

他にも、ドイツに住んでいるアジア人(韓国人や中国人)はLINEを使うことが多い印象です。個人的には、Facebookのスタンプはあまり可愛くないので、LINEのようにデフォルメされたスタンプをもっと増やしてほしいですね。

Follow me!