意外に知らなかった?日本にあってドイツにないこと5選

今回は意外に知られていない、日本にはあってドイツにはないことを5選、紹介したいと思います。

①家の中にゴキブリが出ない

日本にいたときは何度苦しめられたことか分かりませんが、基本的にドイツでは全くといっていいほど出ません。

(実際には、日本でいうチャバネゴキブリのような小さいゴキブリはドイツには生息しています。)

これは日本の家は木造建築が主流なのに対して、ドイツの家は石膏で出来ているの主流なので、ゴキブリの侵入経路が少ないことが影響しているのかもしれません。

(※伝統的なドイツの民家は木造です。)

もちろん、ゴキブリが出ないからといって安心していると、ある日遭遇してしまうことも考えられるので、以下のポイントに気をつけて生活することをお薦めします。

“DO store people food and pet food inside air-tight containers or the fridge.
DON’T leave trash, food waste, or other garbage inside or uncovered for too long.
DO repair leaky pipes, sinks, and drains to eliminate potential water sources.
DON’T forget to wipe up crumbs and spills on countertops, in cabinets, on shelves, and on floors, as well as wash and dry dirty dishes daily.”

” 食べ物やペットフードは、密閉容器または冷蔵庫に保管してください。 ゴミ、食品廃棄物、その他のゴミを中に入れたり、カバーを外したりするのに時間がかかりすぎないようにしてください。 彼らに水源を確保させない為、漏れのあるパイプ、シンク、および排水管がないか確認し、修理してください。 カウンタートップ、キャビネット、棚、床のパン粉やこぼれを拭き取り、汚れた皿を毎日洗って乾かすことを忘れないでください。

(参照先: https://www.ortho.com/en-us/library/bugs/how-get-rid-german-cockroaches )

②網戸がない

ドイツの家には基本的に、窓に網戸がありません。

窓自体が日本のようなスライド式ではなく、通常は開き戸式です。

ただ、dmなどドラックストアでは網戸の網の部分が個別に売っていて、DIYで網戸を作ることは出来るそうです。

上記の写真のタイプは、窓を開けたところに網を張る感じです。

その場合窓を全開に開けることが出来なくなってしまうので、その点は要注意です。

③地震が少ない

これは生活していて本当に安心を与えてくれます。

隣の部屋がパーティーでうるさくて寝れないことはありますが、大きな地震があった時や、余震がいつくるかわからないといった状態が気になって寝れないとか、そういったことはないので、安心して熟睡出来ます。

ただ、実際に地震が全くないという訳ではなく、ドイツにも地震断層はあります。

具体的な場所は以下の通りです。

また過去に震度5以上の大きな地震もあったようです。

” Earthquakes which are felt by humans, or maybe even cause damages, are rare in Germany. The majority of Germany’s earthquake faults are concentrated in three zones of crustal weakness:

the Rhine area,

the Swabian Alb and

Eastern Thuringia and Western Saxony, including the earthquake swarm area of Vogtland.  ”

ドイツでは、人間が感じる地震、あるいは被害をもたらす地震はまれです。ドイツの地震断層の大部分は、地殻の弱点の3つのゾーンに集中しています。 ライン川地域、 シュヴァーベンアルブと フォーグトラントの群発地震地域を含む、テューリンゲン州東部とザクセン州西部。

Date Location Magnitude ML Casualties, damaged buildings (DB) and economical losses
18.02.1756 Düren(east of Aachen) 6,1 Casualties
24.06.1877 Herzogenrath(north of Aachen) 5,3
26.08.1878 Tollhausen(west of Cologne) 5,9 Casualties
16.11.1911 Albstadt(south of Tübingen) 6,1 6250 DB; 0,75 Mio. RM
27.06.1935 Saulgau(northeast of Konstanz) 5,8
28.05.1943 Albstadt 5,6
14.03.1951 Euskirchen(west of Bonn) 5,7
03.09.1978 Albstadt 5,7 6250 DB; 0.75 Mill. RM
13.04.1992 Heinsberg/ Roermond (NL) 5,9 1 casualty; 7200 DB; 250 Mill. DM

 

(参照元: https://www.gfz-potsdam.de/en/section/seismic-hazard-and-risk-dynamics/topics/where-in-germany-does-the-earth-quake/seismicity-in-germany-in-global-context/ )

 

④家庭用エアコンがない

日本でいう所謂クーラーがドイツでは家庭用に存在しません。

扇風機や扇風機に氷を設定して、より冷えた冷風を送る機械(ドイツ人はこれをクーラーと呼びます)はありますし、近年ではオフィスや商業施設にエアコンが導入されたりしていますが、家庭用はないです。

これはヨーロッパ独特の気候や石膏作りの家も関連しているのですが、まず日本や他のアジア諸国と違い、ヨーロッパは夏が比較的短いです。

また空気がカラッとしていますし、40度を超えることなんて滅多になかったので、そもそもエアコンが要らないというベースがあります。

近年はヨーロッパ各地で猛暑に見舞われたり、それこそ数年前にはデュッセルドルフやフランクフルトでも40度や35度を超える猛暑日が1週間続いたりすることもありました。

夏の日本のジメジメした暑さも嫌ですが、流石に1週間40度近く猛暑が続いてエアコンがない生活をドイツでしたときは、室内に入ったらエアコンで涼むことが出来る日本の環境を羨ましく思ったりもしましたね。

ただ、1週間暑い日が続いた後は雨が降って気温が下がったりするので、個人的にまだ本格的に家庭用エアコンが普及するのは先になりそうな気もしています。

⑤アイスコーヒーという概念がない

 

スターバックスなどのコーヒーチェーン店には置いてありますが、所謂街のカフェなどではアイスコーヒーという概念がそもそもないところが多いです。

一度店員に聞いてみたのですが、コーヒー=温かい飲み物というイメージが強いらしく、冷やして飲む文化はないとのこと。

それでもアイスコーヒーを作ってもらえないか聞くと、アイスクリーム(バニラシャーベット)をホットコーヒーに混ぜてグラスで出してくれる所がほとんどです。

なので、アイスコーヒーを頼んで生ぬるいアイスクリームが乗っかったコーヒーを出されても、驚かないでくださいね。

 

 

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