ドイツ移住時に日本から持ってこずにドイツで買ったほうが良い荷物

前回の記事で「ドイツで買うのではなく、日本から持っていったほうが良いもの」について書きました。今回はその逆で、日本から持ってくるのではなくドイツで買ったほうがクオリティ・コスパ的に良いものを紹介していきます。

Made in Germany神話は健在か?

なにかと取りざたされる「Made in Germany」。日本ではドイツ車と言えばお金持ちの象徴であり、誰もが欲しがるところではないでしょうか。さて、実際にドイツに住んでみて、ドイツ製のものと日本製のものとを比較してみると、「さすがドイツ製!」と唸るような経験をしたことはほとんどありません。

それもそのはず、ドイツで出回っている小物類のほとんどはドイツ国内ではなく海外で作られており、Made in China製品広く流通しています。純粋な意味でMade in Germany と呼ばれるようなものはあまりなく、実際に彼らの技術はB to B分野の製品に多く使われているのではないでしょうか。

傘や衣料品など、ドイツ製のものは日本製よりも壊れやすいですし、調味料関連も日本人の舌にあわないものが多いですし、日本とドイツの製品を比較していくと、何かと日本製の良い部分が目につきます。

単純にドイツ製がおススメ、というよりも、コスパ的に、あるいは実用的に日本からわざわざ持ってくるほどでもない、といった物たちを今回は紹介していきます。

電化製品全般

ドイツ製が優秀というよりも、単に実用性の問題ですね。日本とはコンセントの規格もボルトも異なるため、ドイツで使う電化製品はドイツで購入することをお勧めします。特に、炊飯器など、日本製のほうが質がよいものを日本から持ってきたくなる気持ちはありますが、電圧機などを一緒に購入して使わないとトラブルの元になるので、手間がかかります。

ブルートゥースイヤホン、パソコン、テレビ、コーヒーマシーン等、基本的に日本で購入可能な電化製品はドイツでも買えますし、

携帯電話・スマホ

これも、製品のクオリティではなく実用性の問題です。日本で購入するスマホは、ドイツのSIMカードを受け付けないものもあり(うろ覚えだが、国によって使えるタイプが異なる?)、シムロックがかかっているものもあるなど、ドイツで使っていくには心もとないです。

その後の保証やアクセラリー関連なども考えると、ドイツで契約付のスマホを購入し、故障や盗難時もばっちり対応してもらえるようにしておきましょう。

マスク

Covidのおかげで一躍ヨーロッパでも脚光を浴びるようになったマスク、以前は変人しかマスクを着けていませんでした。このマスクですが、ドイツでは公共交通機関を使用する際、医療用(FFPマスク)マスクの着用が義務付けられており、日本で売っている普通のマスクを着けていると罰金の対象となります。日本ではドイツの規格に沿った医療用マスクを扱っているところは少ないので、マスクに関してはドイツで購入したほうが良いですね。

醤油

日本のより優れているというより、日本製と同等製品が同じような値段でドイツでも売られているので、わざわざ日本から持ってくる必要のないのが醤油です。キッコーマンがヨーロッパに工場を持っているらしく、そこで作られた新鮮(?)な醤油が欧州各地に出回っています。

スーツケース

スーツケースは、僕が見てきた日本製VSドイツ製の中で、純粋に製品の質でドイツ製に軍配が上がると思います(というかリモワしか知りませんが)。日本で購入するより2割程度ドイツのほうが安く、機能性、耐久性ばっちりです。

水筒

ドイツ人はケチで健康志向なので、会社に行くときも自分の水筒に自分のお茶などを入れて持っていくことがあります。そんなドイツ市場の需要にマッチしているのかしりませんが、何となくドイツの水筒のクオリティは高く、スタイリッシュな印象です。もちろん、日本から水筒を持ってきてもいいでしょうが、マイ水筒をドイツで買うのも一興かと思います。

防寒具系

フリーサイズの手袋や帽子など、ドイツの厳しい冬を乗り切るのに必要な防寒具類は、かさばるのでドイツで購入したほうがよいかもしれません。クリスマスが近づくと、各地のクリスマスマーケットなどで少しお洒落なものが販売され始めますし、あまりデザインなどにこだわらなければスーパーなどで安いものを購入できます。

ボールペン

日本の鉛筆文化と異なり、ドイツはボールペン文化で、みな小さいころからボールペンを使って育ちます。そのせいあってか、何となくボールペンに関してはドイツ製のクオリティのほうが日本製よりも上に感じます。逆に、鉛筆、シャーペン、消しゴムなど、鉛筆文化に紐づくものは全て日本製が上の印象です。

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