ドイツ現地採用の日本人で勝ち組の人の特徴

ドイツに住んでいると、やはり日本人同士、様々な日本人に出くわす機会が出てきます。僕は初めにデュッセルドルフに住んでいて、その後フランクフルトに移住しましたが、少なくとも合計で50~100人くらいの日本人と見知ったように思います。

僕らワーホリ→現地採用組は、駐在員たちよりもどちらかというと同じ現地採用組同士でつるむ傾向にあり、お互いの家に遊びに行ったり、バーベキューをしたりします。そんな彼らとの交友を通じ「あ、こいつはドイツで勝ち組だな」と思うタイミングが多々ありました。ドイツで勝ち組化する現地採用組、果たしてどんな生活を送っているのでしょうか?

年収が50,000ユーロ超えている

統計資料によってまちまちですが、ドイツの平均年収は40000~50000ユーロの間なので、年収ベースで50000ユーロを越えていたら平均的なドイツ人以上、つまり「勝ち組」の部類になると思います。

(出典:Average annual wages for selected European countries in 2020)

日本人の平均年収が430万円程度なので、50000ユーロ(約650万円)稼げれば年収ベースで日本の平均よりも200万円高い数値となります。ちなみに、日本で年収650万円程度の企業を見てみると、富士重工や三菱自動車など、一部上場企業が軒を連ねています。

日本と違う点としては、ドイツの場合は夫婦共働きのパターンが多く、一般的に、年収で50000ユーロを越えていると、世帯年収では1000万円を簡単に超える計算になります。逆に、デメリットとしてはドイツの場合税金が高く、日本よりも額面と手取りのギャップが多い点でしょうか。

それでも、年収50000ユーロあれば毎月海外旅行にいったりと、割と悠々自適な生活がドイツでも送れます。僕はドイツ滞在歴5年目にして、ようやくこの年収50000ユーロに達しました。日本で働いていた時の年収の2倍以上です。勿論、中には60000ユーロ、70000ユーロに達している猛者もいますが、とりあえず目安の意味も込めてここでは50000ユーロを紹介します。

ホワイト企業勤務

ドイツにも、もちろんブラック企業は存在します。統計的には、ドイツ人の半分が日常的に残業をおこなっており、その中のさらに半分は無賃残業のようです。基本的に労働組合が強く、労働者の人権が守られやすいドイツですが、このように一部ブラック企業が存在しているので注意が必要です。

僕の肌感覚では、全体の3割が優良企業、4割が普通の企業、3割が悪い企業、といった印象です。ホワイト企業に勤務するとどのような生活が待っているのかというと、日本では考えられないような

  • 年間有給30日
  • 毎日17時には帰宅、残業はほぼ無し
  • 休日出勤は当然なし
  • 毎日ホームオフィスも可能

といった恩恵にあずかれます。企業によって多少数値に上下はあるものの、基本的に上に準じた扱いになるのではないでしょうか。ちなみに僕の会社は、準日系企業で、有給は年に30日、残業はたまにあり、ホームオフィスは週に3回可能と、準ホワイト企業くらいなのではと思います。

配偶者が美人

ドイツでたくさんの日本人に会ってきましたが、「あ、この人勝ち組だな」と思える人の特徴として、みな美人のドイツ人の奥さんと結婚している(もしくは付き合っている)点が挙げられます。

恐らく、社会で成功するような人は社交性があるので、物おじせずにこうした美人のドイツ人とでもコミュニケーションできるからなのでしょうか。

まず、一番オーソドックスな問いを見てみましょう。すなわち、「日本人男性はドイツでモテるのか」という命題です。この質問の答えは「モテる」です。勿論、中には日本人には興味が無いという層も少なくありませんが、基本的に日本人男性はドイツでは日本にいる時よりも+30%増しくらいでモテているような印象です。<span class="su-quote-cite"><a href="https://de-mylife.com/japanese-guys/" target="_blank">日本人男性はドイツでモテる?</a></span>

以前の記事でも書いた通り、容姿はあまり関係なく、「こいつ陰キャぽいな」という日本人であっても美人の彼女がいたりと、割と恋愛関係に関してはドイツは日本人にとってイージーモードのように思えます。

家が広い

家を訪れて広いと、やはり勝ち組感がしますね。ドイツ各都市の平均家賃は、東京よりも安く、日本のように東京一極集中化しているわけではなく、満遍なく各都市のインフラが発達している印象です。

というわけで、東京ほど高い家賃を払わなくても、ドイツではそもそも安い家賃で広い家に住める社会的な土壌があります。月10万円も払えば、3LDKの70~80㎡の家に住むことも都市によっては可能ですね。客間、システムキッチン、バスタブなど、勝ち組の家はおしゃれです。

少し都心から外れればその分家賃相場が安いので、車を足代わりに使い、自身は駅前から少し外れた豪邸に住む、という日本人も少なからずいます。デメリットとしては、ドイツは中心部から外れると緑が多く、夏には虫がたくさん出る点です。

車が高級

最後に僕が勝ち組だなと感じるポイントは、乗っている車です。BMW、ベンツ、アウディなど、日本では高級車扱いされている車が、ドイツでは割と誰でも乗ることができます(ポルシェはちょっと別格ですが)。中には、社有車がこうしたドイツ車で、会社からのリースで借りる層も少なからず存在しています。

会社から借りている車は、プライベートでも使っていい決まりにしている会社が多く、そうするとアウディやBMWを駆って、彼女や友人とドライブに出かけることができてしまいます。日本では贅沢な光景ですが、ドイツでは割と大衆にも手が届く部類になってきていますね。

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