格安オンライン英会話レアジョブのデメリット5選

僕はレアジョブを通じて英語力を鍛えました。レアジョブとは、月額7000円前後で始められるフィリピン人講師を使用した格安オンライン英会話です。

最初に紹介するカテゴリは、産経オンライン英会話、レアジョブ、DMMのような月額6000~7000円(30分レッスン500円前後の相場感)で英会話レッスンを受講できるいわゆる「格安」に位置付けられるオンライン英会話です。なぜこれだけ安い料金でレッスンが可能かというと、講師の大半を賃金水準の安いフィリピンから招集しているからです(DMM英会話などは白人の講師も抱えていますが、需要と供給がマッチせず、白人のレッスンを受講しようとしても枠が取れないような形です)。<span class="su-quote-cite"><a href="https://de-mylife.com/online-english/" target="_blank">格安~高級路線まで オンライン英会話の種類とおススメの形式</a></span>

僕はこのレアジョブをほぼ一年間続けることで英語のB2レベル、つまりビジネスレベルすれすれに合格しましたが、良い点がある一方で、デメリットもいくつか感じましたので、今回それらを紹介していきたいと思います(基本的に、今回挙げるデメリットは、レアジョブだけでなく、格安オンライン英会話全部に当てはまる宿命だとは思います)。

モチベーションの維持が難しい

格安オンライン英会話の一つ目のデメリットは、モチベーションの維持が非常に難しいところです。学校や、通学式の教室であれば、毎回同じ講師や同級生と顔を合わせ、切磋琢磨ということが可能なのですが、オンライン英会話は(一部、グループレッスンや固定講師もありますが)基本的に一人で授業を選択し、一人で講師のレッスンを受ける、孤独な形態です。

そんなわけで、最初の2~3週間は真新しさも助けて、モチベーションが続くのですが、それを過ぎると段々面倒になってきます。極論、宿題をやらなくても叱ってくれる先生もいなければ、授業をサボってもいいわけなのです。

社会人は忙しいので、2~3週間を過ぎると現時点で使うことのない英語よりも、日々の仕事を優先しがちになります。来週のプレゼンの準備であったり、残っていた出張レポートの提出だったりと、次第に優先順位の低いオンライン英会話は埋没していってしまうわけです。

講師の枠がすぐに埋まる

2つ目のデメリットとして、講師の枠が狙った通りに取れないことが挙げられます。長いことレッスンを続けていると、何人か良いなと思った「お気に入り」の講師が出てくるのですが、彼ら/彼女らのように僕が良いなと思う講師は、他の人も良いと思っている可能性が高く、講師枠の奪い合い現象が起こってしまいます。

人気の講師の場合、1週間前くらいから予約をしておかないといけないこともありますが、中々1週間先の予定まで把握できる人はいません。必然的に、人気でも取りづらい講師よりも、そこそこのクオリティで取りやすい講師、に流れて行ってしまう傾向にあるのです。

この傾向は、レアジョブのみならずDMMや産経オンラインでも同様で、特にDMMの場合白人の講師はあっという間に埋まってしまう傾向にあり、注意が必要です。

講師の当たり外れが大きい

これも、レアジョブ特有のというより格安オンライン英会話全般に当てはまることなのですが、講師によってクオリティの差が非常に大きいと感じます。個人的には

  • 超優秀 10%
  • 優秀 20% 
  • 普通 40%
  • 微妙 30%

くらいの割合で講師陣が点在しているのではないかと睨んでいます。プロフィールなどからある程度「あ、こいつは優秀そうだな」というのは予想できるのですが、それでも蓋をあけてみないと分からない部分は少なくありません。

せっかく良い講師に巡り合っても、上述のように枠が取りづらいこともあったり、学生の場合辞めてしまうこともありますので、必ずしも安定してその人のレッスンを受講できるとは限りません。

ちなみに、以下のような特徴を持つ講師は、自分の中で「微妙」のカテゴリに入ると思います。

  • こちらのレベルを理解できない(難しすぎる/あるいは簡単すぎる)
  • 同じことを何度も聞いてくる
  • フリートークをしたがる(多分、これが講師にとって一番楽)

正しい使い方をしないと英語力が身に着かない

レアジョブは格安の部類にカテゴリできるオンライン英会話ですので、飛行機でいったら格安航空と同じ、ANAやJALと比較すると、提供してくれるサービスは限られており、自分でやりくりしなくてはいけないポイントが少なくありません。

教材などは一応揃ってはいるのですが、講師やメンターがしっかり「学習目標」や「スケジュール」を懇切丁寧に整えてくれるわけではありません。この辺は全て自分で決めて、自分で使い道を定めていく必要があるのです。

なんのプランも用意せずに、ただオンライン英会話を長々と続けても、英語力は1年どころか10年経っても身に付きません。具体的な例が「フリートーク」の多用です。

講師陣は聞き上手なので、こちらのレベルに合わせてキャバクラのようにふんふんと頷いてくれるのですが、フリートークの特性上、こちらの使える語句は知っている語句に限られてしまうので、毎回同じような内容を、中学生レベルの英語で繰り返す日々が続くようになります。

そのレベルから脱却するには、多少面倒でも、しっかりと語彙や文法を覚えるスキームを構築し、覚えた内容をオンライン英会話で使用する、というやり方をしなくてはいけません。

ネイティブの発音が身に着かない

格安英会話に常駐している講師は、ほとんどフィリピン人です。DMMのように、一部白人講師を雇っている会社もありますが、上述の通り枠が人気過ぎてほとんど取れません。

というわけで、基本的に格安オンライン英会話を通じて身に着く英語は「フィリピン人の使う英語」ということになります。我々は中学校、高校と拙い日本人講師の英語に慣れてきたので、それに比べたら全然ましですが、それでもヨーロッパで一般的な人々が話す英語の発音とは乖離があります。

これは、フィリピン人だから悪いというのではなく、様々な英語訛に触れることができない環境がまずいのです。例えば、フィリピン人の話す英語はアメリカ英語ですが、ドイツに移住すると、耳にする英語はほとんどイギリス英語です。その他、シンガポール英語、オーストラリア英語など、世界で耳にする英語の種類は多種多様のため、それらにも慣れておく必要があります。

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