【世界遺産が多い国第3位】ドイツの世界遺産おすすめ5選

海外旅行の目的の一つとして、各国の世界遺産を訪れることが挙げられます。

実はドイツには2021年現在で、51個の世界遺産があり、これは世界第3位の数になります。

ちなみに1位はイタリアで58個、2位は中華人民共和国で56個です。

今回は本場ドイツで行くべき世界遺産おすすめ5選について書いていきたいと思います。

①ケルン大聖堂

最初のおすすめはケルン大聖堂です。

ドイツの西部にあるコロン発祥の地でもお馴染みのケルンにある世界遺産です。

ドイツ人にもとても人気の高い観光スポットで、ドイツで最も人々が訪れる教会とのこと。

Im Jahr 1996 erklärte die UNESCO die Kathedrale zu einem der größten europäischen Meisterwerke gotischer Architektur und zum Weltkulturerbe.
Unter frommen Katholiken gilt der Kölner Dom als wichtige Wallfahrtsstätte.

私訳: 1996年、ユネスコはこの大聖堂をヨーロッパで最も優れたゴシック建築の傑作の1つであり、世界遺産に登録しました。敬虔なカトリック教徒の間では、ケルン大聖堂は巡礼の重要な場所と見なされています。”

出典:https://www.koeln.de/tourismus/sehenswertes/koelner_dom

カトリックの聖地でもあるケルン大聖堂の歴史は、初期キリスト教時代にまでさかのぼります

4世紀から3回も建て替えた過去があり、1248年には火災による大聖堂の大半が消失しました。

その後、大規模な計画による大聖堂の再建を開始したのですが、結局完成までに600年以上の月日が必要でした。

※途中約200年の作業中断時期があったのですが、それは大聖堂のあまりの規模の大きさと、宗教改革による教会側の資金難による建設の中断期間が重なったからです。

二つの塔を含めた高さが約157m、奥行き114m、幅86mもあり、ゴシック建築の聖堂として世界最大の大きさを誇ります。

私もデュッセルドルフにいた時に訪れていたのですが、ケルンの中央駅の出口を出てすぐの所に聳え立っているので、毎回その大きさに圧倒されます。

塔の頂上まで階段を登ることも出来ますが、割と急なので結構体力が必要です。

また、冬にはクリスマスマーケットがケルン大聖堂の周りで開かれています。

その光景もとても綺麗でおすすめですよ。

 

【ドイツでしか体験できない】本場ドイツのおすすめクリスマスマーケット5選

 

②ノイシュヴァンシュタイン城

2番目のおすすめはドイツに現在あるお城の中でも一番美しいと評判なのが、ノイシュヴァンシュタイン城です。

ノイシュヴァンシュタイン城はアメリカのディズニーランド(カリフォルニア州)の「眠れる森の美女の城」のモデルとなったといわれる城です。

幻想的で美しい景観と壮大な城はどの季節に訪れても魅力的です。

ノイシュヴァンシュタイン城は1869年にバイエルン王国の第4代国王ルートヴィヒ2世の指示で作られた城です。

実は城が建てられたのは今からおよそ150年程前で、ドイツにある他の城と違い、比較的新しい城になります。(※ドイツにある城のほとんどは中世に建てられたものです。)

この城はルートヴィヒ2世の理想を元に作られた”夢の城”とも呼ばれています。

しかし、その背景には国民のことを考えず、国の財政が傾くほどの借金をして城を作り上げたといった傍若無人なルードヴィヒ2世の狂気じみた悲願ありました。

結局そんな国民を顧みず、自らの欲望に埋もれたルードヴィヒ2世はノイシュヴァンシュタイン城で逮捕され、別の城に幽閉されて死去します。

外観の美しさとは対照的に、その歴史に深い闇を持つノイシュヴァンシュタイン城。

一度でいいから訪れたいですね。

ちなみに写真にもあるように橋から見たお城はとても綺麗でした。

参考文献:

https://www.neuschwanstein.de/englisch/idea/index.htm

https://www.lib.cam.ac.uk/collections/departments/germanic-collections/about-collections/spotlight-archive/death-king-ludwig

③バンベルグ旧市街

 

3番目はバンベルグの旧市街です。

ドイツは第二次世界大戦中戦時下に置かれましたが、バンベルグは戦争の被害を受けておらず、今でも中世ヨーロッパ時代の景観を保っている街です。

バンベルグは1950年以来、歴史的財産と地域の継続的な修復プログラムを受けています。

川の真ん中にある旧市庁舎から丘の奥に建てられた聖ミヒャエル修道院まで、中世ヨーロッパの独特の雰囲気を味わうことが出来ます。

ちなみに旧市庁舎が川の真ん中にあるのは、聖職者が市庁舎を建設する場所を許可しなかった為、市庁舎の建設を望んでいた市民はレーグニッツ川の上に人口の島を意図的に作り、そこに建設したからです。

現在ではこの旧市庁舎のある橋から旧市街地にかけてバーやレストラン、ショップなどが立ち並び、人々で賑わうスポットとなっています。

夜になるとライトアップされてまた別の景色を見せてくれるので、昼と夜両方足を運ぶことをおすすめします。

またバンベルグには大学もあり、若者向けのお洒落なお店も多いので学生にも人気な街として有名です。

参考文献:https://whc.unesco.org/en/list/624/

参考文献:https://en.bamberg.info/poi/old_town_hall-4656/

④ハンブルクの倉庫街とチリハウスを含む商館街

 

4番目はハンブルクの倉庫街とチリハウスを含む商館街です。

ハンブルグと言えばドイツ随一の港町で有名ですが、栄え始めたのは18世紀頃になります。

ちょうどアメリカ大陸の国とドイツが貿易を開始し、船の往来が活発になった頃ですね。

倉庫街が建設されたきっかけは、1871年にドイツ帝国が建国とハンブルグがドイツ関税同盟に加わったことに関係しています。

1885年から1927年にかけてネオゴシック様式の煉瓦倉庫街が建設され、港町として栄えたハンブルグを代表する景観を担っています。

個人的にはここに来ると港町と赤煉瓦ということで毎回横浜を思い出します。

参考文献:https://worldheritagegermany.com/speicherstadt-and-kontorhaus-district-with-chilehaus/

 

⑤ブレーメンのマルクト広場の市庁舎とローラント像

 

最後はブレーメンの市庁舎とローラント像になります。

ブレーメンと言えばブレーメンの音楽隊の舞台(正確にはブレーメンに行くまでの物語ですが。。)になった街ですね。

他にも建築関係の大学も多く学生の街としても有名で、中世の古い独特な建築物がある街です。

市庁舎とローランと像がユネスコに登録されたのは2004年で、街の中心に位置する所にあります。

(※裏にはブレーメンの音楽隊の銅像もあるので訪れた際は是非確認して見てください。)

The old town hall was built in the Gothic style in the early 15th century, after Bremen joined the Hanseatic League. The building was renovated in the so-called Weser Renaissance style in the early 17th century. A new town hall was built next to the old one in the early 20th century as part of an ensemble that survived bombardment during the Second World War.

私訳:

旧市庁舎は、ブレーメンがハンザ同盟に加盟した後、15世紀初頭に建てられたゴシック様式の建物で、17世紀初頭にヴェーザールネサンス様式で改装。第二次世界大戦中の砲撃を生き延びたアンサンブルの一部として、20世紀初頭に古い市庁舎の隣に新しい市庁舎が建設されました。

出典: https://whc.unesco.org/en/list/1087/

 

 

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